数年前、"MOTTAINAI"という日本語が世界で注目されました。
ノーベル平和賞(環境分野)の受賞者、ワンガリ・マータイさんが、「環境を守る世界共通語」として"MOTTAINAI"を広めたことがきっかけです。

ちなみに、世界中のどの言語でも、「もったいない」の意味を1語で表現できないようです。
私たち日本人のご先祖様たちが、衣食住にかかるすべてのモノを大切にしてきたことを、窺い知ることができます。
しかし、現代の日本人はどうでしょう。
モノが溢れかえる社会に生きる現代人にとって、手に入らないモノはほとんどありません。
「いらないのに買ってしまった」なんてことは、誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか。

こうしている今も、多くのモノが作られ、捨てられていきます。
その最たる例が「食品」ではないでしょうか。

現に、作られた食品のうち1/3は廃棄されると言われ、フードロスは重大な社会問題となっています。
日本で1年間に廃棄される食品の量(643万トン)は、世界で飢餓に苦しむ人々に援助される量(380万トン)の約1.7倍に相当するようです。(※消費者庁HPより)
この問題の解決には、私たち消費者の「もったいない」意識を強くしていかなくてはいけません。

本投稿では、「もったいない」をテーマに、私たちもフードロス削減に貢献できるサービスを2つご紹介させていただきます。
フードロス削減ネット通販:Otameshi
まずご紹介するのは「社会貢献できるお買い物サイト」、Otameshiです。
メーカーから廃棄予定となる商品を提供してもらい、定価よりも安い価格で販売しているネット通販サイトです。
商品によっては50%以上の割引率となっており、食費・日用品の節約にかなり期待できます。
廃棄予定の理由としては、パッケージのデザイン変更(季節限定パッケージなど)や、賞味期限切れが近い、などがあります。
中身の品質には何も問題がないのに、廃棄してしまうのはもったいないですよね。

という人には、ピッタリのサービスです。
Otameshiはどれくらい安いの?
Otameshiで扱っている商品は、主に次のジャンルです。どれも普通に生活をしていれば必要なモノばかり。
日用品
美容・健康用品
ベビー用品
ペット用品
例えば、私は毎日1〜2本コーヒーを飲む(残業の眠気覚まし(´༎Д༎`))のですが、いつものコーヒーをAmazonで購入する場合、2100円/24本(送料別)となります。
しかし、Otameshiで購入する場合・・・
1814円/24本と、約300円の節約ができます。しかも、3000円以上の購入で送料無料です。

買い物で社会貢献!購入金額の一部を寄付できる
廃棄予定の商品を購入することでフードロス削減に貢献するほか、Otameshiでは購入金額の一部を慈善団体に寄付することができます。
寄付先は購入者が自分で選ぶ方式となっており、2019/10現在、次の団体があります。
(Otameshi HPより)

楽天経済圏の住民に嬉しい!楽天Payで支払いができる
Otameshiで利用できる決済方法は、次の4種類です。
翌月後払い(コンビニ)
Amazon Pay
楽天Pay
上記の通り、Otameshiでは楽天Payを使って支払いすることができます。
日々、ストイックにポイ活・節約に励む楽天経済圏の住民にとって、楽天Payが利用できるメリットはとても大きいですよね。
(※楽天経済圏の住人:楽天が提供する幅広いサービスを可能な限り活用し、楽天ポイントを貯める人たちのこと)

いくら安いからといって、いらないモノまで買っては本末転倒ですが、上手に活用すればかなりの節約ができます。
以下のボタンからOtameshiに移動できますので、気になった人はぜひ!
半額以下の商品多数!社会貢献型サンプリングサイト【Otameshi】
フードロス削減マッチングアプリ:TABETE
次は「すべての『食べて』を食べ手につなぐ」、TABETEです。
飲食店で廃棄となりそうな食品を「レスキュー」する、飲食店と消費者のマッチングサービスです。
マッチングサービスと言っても、よくあるサブスクリプション型のような月額料金はかかりません。
アプリでレスキューを発信しているお店を見つけて、「いいね!」と思った商品を事前決済し、実際に受け取りに行きます。
もちろん、廃棄予定の商品ですので、定価よりも割安で購入することができます。

という人には、ピッタリのサービスです。(このサービスを考えた人は頭良いですね!)
TABETEはどこで利用できる?
2019/10現在、利用できるエリアは、次の1都5県です。店舗数は都内が圧倒的に多いですね。
神奈川県:18店舗
埼玉県:12店舗
静岡県:10店舗
愛知県:7店舗
石川県:37店舗
試しに「東京都」で店舗検索をしてみると、次の画像のようにレスキューを発信しているお店を探せます。
曜日や時間によって、レスキューの数はまちまちですが、タイミングによっては思わぬ掘り出し物を見つけることも。

どうやって使うの?実際にお店に受け取りに行きました!
TABETEで商品を受け取るまでの流れを、私が実際にTABETEを使った時の写真で紹介します。
step
1お店を選ぶ
まずはアプリを立ち上げて、レスキューを発信しているお店を探します。この日は代々木にいたので、新宿〜原宿あたりでレスキューを発見しました。
今回は「原宿ダッチ パスタラボ」さんにします。生パスタ麺を使ったクリームパスタが1200円→680円と、ほぼ半額です。
クリームパスタ、とても美味しそうで期待が持てます。廃棄になってしまうなんて、もったいない・・・!
step
2受け取り時間と個数を選択する
次にお店に受け取りに行く時間と、購入する個数を選択します。
上述の通りですが、TABETEは自分で受け取りに行く必要があります。自宅で待っていても、配達はされませんのでご注意を。
step
3決済する
時間と個数を決めたら、クレジットカードで事前決済します。ポイ活の必携カード・Kyashが使えました!
「レスキューを確定する」を押下して、完了です。

step
4お店に受け取りに行く
事前に決めた時間にお店に到着したら、店員さんに「TABETEの受け取りに来た」と伝えて、レスキューチケットを見せます。
店員さんに「レスキューを完了する」を押してもらい、晴れて受け取り完了です。
step
5おいしくいただく
こちらがレスキューしたパスタです。生パスタの麺が廃棄予定だったとのことで、受け取った時はできたての「お店のパスタ」でした。
味は、さすがのクオリティ。太めでモチモチの麺とクリームがよく絡んで、とてもおいしかったです!TABETEを使わなくても、普通にリピートしたいくらいでした。笑

TABETEを使って、安くおいしく、外食クオリティが楽しめました。欲を言えば、もう少し店舗数が増えてくれると嬉しいですが、今後に期待です。
まとめ
本記事で紹介したフードロス削減サービス2つ
- Otameshi:廃棄予定の飲食料品や日用品などを、高い割引率で購入できるネット通販サイト。購入金額の一部を慈善団体に寄付できる。楽天Payで決済可能。
- TABETE:廃棄予定の食べ物を安く購入できる、飲食店と消費者のマッチングアプリ。お得に外食クオリティを楽しむことができる。今後の店舗数拡大に期待。
今回はOtameshiとTABETEの2つを紹介しましたが、世の中にはもっと多くのフードロス削減サービスがあります。本投稿を読んでもっと知りたくなった人は、ぜひ調べてみてください!
個人的には、No Food LossというクーポンアプリのAndroid版リリースを待っています。リリースされたら、本記事に追記します。